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学習院が保有する校外施設のひとつ、
栃木県にある日光光徳小屋管理人の三樹さんから
8月のお便りが届きましたのでご紹介します。

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今年は夏らしい日が少なく一日中晴れた日は
数えるほどしかありませんでした。
夏休みやお盆休みで中禅寺湖や戦場ヶ原は多くの人で
賑わってはいましたが何となく寒々しい夏でした。
そんな夏でも、光徳小屋は学校の夏休みに入ったことで
ゼミやサークルの合宿で多いに賑わい、若い学生さん達に囲まれて
忙しくはありましたがたくさんエネルギーをいただきました。

今月は8/16にオープンした「日本両棲類研究所」をご紹介します。
正しくは昭和45年に設立されましたが一時休館し
この度25年振りに再開となったものです。
場所は二荒山神社近くの中禅寺湖畔・国道120号線沿いの
山側にある赤い三角屋根のかわいい建物です。

この研究所は
①自然保護活動...「クロサンショウウオ」の産卵池整備や
「ハコネサンショウウオ」の横断道路の建設、
②種の保存...絶滅危惧種や希少種の繁殖による保存、
③発生学・再生学研究...両生類の再生能力研究
の3つのテーマで運営されています。

研究所内のフロアーには北は北海道から南は沖縄まで
各都道府県ごとで捕獲された「アカハライモリ」や
「クロサンショウウオ」の仲間、特別天然記念物の
「オオサンショウウオ」、注目の「チュウゴクオオサンショウウオ」
等が水槽に入って展示され、再生研究の部では
パネルや動画でその研究内容が見られ、両生類だけに限った
特別な研究所ですが普段両生類に縁のない方でも
大変興味深いものと思われます。

とくに再生学研究では再生医療(iPS細胞など)につながる研究として、
学習院大学理学部生命科学科にいらした阿形清和教授
(現・基礎生物学研究所所長)の研究成果が
パネルやDVDで紹介されています。

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国道120号線沿いに男体山をバックに建つ
三角屋根の「日本両棲類研究所」。

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オープンセレモニーでは研究所所長の篠崎尚史様や
阿形先生がテープカットをされました。

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幾つもの種類がある「クロサンショウウオ」ですが、
よ~く見ると各々顔つきが違うんです。

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「ウーパールーパー」(本名:「アホロートル」)。
本来、野生の個体は黒っぽい色をしていますが
白い方が馴染みがありますね。

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注目の「チュウゴクオオサンショウウオ」は
体長130センチ程あり年齢は70歳を超えるそうです。

普段は水槽の中でジーッとしていますが、
エサのヒメマスを食べる瞬間は驚くほど速いそうです。
手を近づけてはいけません。

「日本両棲類研究所」の入場料は年内はオープン記念で
大人1,000円、中人500円、小人250円と
お得になっていますので是非とも行かれてはどうでしょう。

今月は多くのゼミやサークルに合宿で小屋を利用してもらいました。

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先ずは、理学部生命科学科阿形研究室の皆さんです。
「日本両棲類研究所」オープンのお手伝いをされて
お仕事お疲れ様でした。

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理学部化学科岩田研究室の皆さん。
研究発表もされての1泊でしたが楽しんでいただけましたか。

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理学部化学科大野研究室の皆さん。
朝方に小屋周辺を散歩されて「シカの角」を発見された
学生さんがいらっしゃいましたが、とっても運の良い方です!

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理学部物理学科荒川研究室の皆さん。
3泊4日みっちり勉強でお疲れ様でした。

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大学山岳部2年生メンバー。

上旬には北アルプス剣岳合宿を終え、
今回は奥日光の静寂な山々での合宿です。
これから男体山に登るところです。

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自転車同好会レース班有志のメンバー。
今年も120キロ超の山間部コースを走りに来てくれました。
最終日には半月山スカイライン・展望台で男体山をバックにパチリ!

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高等科山岳部有志のメンバー。

1年生のメンバーは初めての光徳小屋でしたが楽しめたでしょうか。
切込・刈込湖のハイキングの帰りには
「日本両棲類研究所」にも寄られました。

お盆の時期が過ぎると光徳小屋の気温は
朝方には12℃前後で昼も20℃を切ってきました。
もう秋の気配が近づいて来ています。
今年の紅葉がどうなるか楽しみです。

日光光徳小屋は、春夏秋の登山やハイキング、奥日光の自然探究など、
多くの学生が訪れています。
詳しいご案内はこちらから

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