ホーム > 学習院公式ブログ

学習院が保有する校外施設のひとつ、
栃木県にある日光光徳小屋管理人の三樹さんから
6月のお便りが届きましたのでご紹介します。

***********************************************************

6月の奥日光はシャクナゲやツツジ、ズミ等の
色んな花々が見頃となる季節なのですが、
今年は残念ながら花の咲きが悪く寂しく感じています。
冬から春に掛けての雪、霜、雨、気温等の天候によって
木や花の成長振りが毎年違ってくるものですね。

そんな寂しさを感じていた中でも、新しく生まれた
生きものたちの姿を見る事が出来ました。
1番目は先月中旬に千手が浜で見た「クロサンショウウオ」です。

20190626_001.png
5月中旬に見た太ったバナナの様な卵。
1か月ほど過ぎたので「そろそろ孵化しているかな~」と
期待しながら前回の千手が浜バス停の裏側の池を見に行くと...。

20190626_002.png
見つけました! 5センチ位のクロちゃんの幼体が...、
以前に流行ったウーパールーパーみたいな姿をしています。
周りにも何匹かいましたがこちらに気付くと
水中の枯葉の中に逃げ込んでしまいました。
その後、成体になった姿を見ようと下旬にも再び来ましたが
探せませんでした。それぞれ何処に行ってしまったのでしょうか。

2番目は、朝方に新聞を取りに小屋入り口の郵便受けまで行くと
その横にある杭に生まれたばかりの「エゾハルセミ」が...。

20190626_003.png
今まさに抜け殻から抜け出した「エゾハルセミ」
でまだ体も乾ききってない感じでした。
奥日光では6月にこのセミが一斉に鳴き出しますが、
面白いことに日が射している晴れの間は鳴いていますが
雨が降りそうになるとピタッと鳴き止みます。
天気予報より当たりますよ!

3番目はちょっと悲しい結末ですが「キセキレイ」です。

20190626_004.png
本棟台所の換気口の外に「キセキレイ」が巣を作り雛が居る様です。
驚かすことの無いように遠くから見守っていたのですが、
何日かすると残念な事にカラスに荒らされて
巣だけが地面に落ちていました。雛の巣立つ姿が見たかったです。

私の大好きな場所で何回も訪れていますが、
中禅寺湖西岸にある「千手が浜」は「クリンソウ」の
群生地として人気のスポットで毎年多くの観光客が訪れています。
まさに見頃の最盛期でした。

20190626_005.png
一面に咲き誇る「クリンソウ」。
湿地帯や沢筋に沿って紅紫、ピンク、白の
花が咲きますが稀に黄色も咲くそうです。

20190626_006.png
名前の由来は段になって輪生する花の様子が仏塔の先に立つ
九輪に見立てて「クリンソウ」と呼ばれています。

20190626_007.png
湖畔には他にも初夏を迎える花が沢山咲いています。
これは「アズキナシ」の花で、この花は見られる期間が短くて
1週間もすると散ってしまいます。
他にも「トチノキ」や「ウワミズザクラ」の
目立たないけど可憐な花たちも見られました。

そして、中禅寺湖で毎年恒例の「中禅寺湖船上ライブ」に行ってきました。
これは遊覧船に乗って日光市のアマチュアジャズバンドの
演奏を聴きながら中禅寺湖を一周する約2時間の
イベントですが、なんと無料で参加できるんです。

20190626_008.png
午後4時45分に歌が浜の乗船場を出発して
11曲とアンコール1曲を楽しんで6時45分に戻ってきます。
曲目はスタンダードジャズから加山雄三メドレーや
服部雄一メドレーまで幅広い年齢層向けに組んでありました。

20190626_009.png
歌が浜乗船場には300名近い人が集まり続々と
遊覧船「男体山」に乗船します。

20190626_010.png
船内の1階と2階の客席は8割ほど埋まり、
このイベントに慣れた方はお弁当を持ち寄り
出発するやさながらお花見の様な宴会状態と化していました。

20190626_011.png
2階後方のエントランスにアマチャバンドの方々16名が勢ぞろい。
一番若いメンバーは18歳で最高齢の方は80歳との事です。

20190626_012.png
皆さんとてもハツラツとして演奏されていて、
久しぶりの生バンドの演奏を楽しんで来ました。

日光光徳小屋はこれから7月、8月、9月と夏の最盛期に入ります。
皆様も都会の猛暑から逃れて、天然クーラーの奥日光で
ひと時を過ごされては如何でしょう!お待ちしています。

日光光徳小屋は、春夏秋の登山やハイキング、奥日光の自然探究など、
多くの学生が訪れています。
詳しいご案内はこちらから

トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: http://www.gakushuin.info/mt/mt-tb.cgi/1335

ページの先頭へ