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学習院が保有する校外施設のひとつ、
栃木県にある日光光徳小屋管理人の三樹さんから
5月のお便りが届きましたのでご紹介します。

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花の開花はその年の気候状況によって大きく左右されます。
今年は雪が少なく雪解けも早いと思っていたところ、GWが過ぎてから雪や霜が降り、
花や木々にどんな影響があるのか心配していました。...が、中禅寺湖のサクラは開花が昨年より一週間ほど早く
GWに満開となり、その後は戦場ヶ原~湯元と標高の高さに従って咲き出しました。
サクラが終わる頃にはアカヤシオ、トウゴクミツバツツジ、ヤシオツツジ、シロヤシオ、
シャクナゲが順調に咲き出しています。
湖畔一面がシャクナゲに覆われる「湯の湖」を見に行ったのですが、
タイミングを捉えるのが難しく最盛期を逃してしまいました。...チョット残念です。

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まだ少し残っていた「湯の湖」湖畔のアズマシャクナゲです。

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「湯滝」の落ち口ではズミが今にも咲きそうでした。
蕾はピンク色ですが花弁は白く、木全体が白く花で覆われます。

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ズミの横には濃いピンク色真っ盛りのトウゴクミツバツツジ。

光徳小屋でも中旬には今までの冬枯れた風景が一変し、
木々の新芽や数々の花が咲き出して春を感じさせる風景になってきました。
新緑の光徳小屋周辺です。

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小屋入り口の案内とポスト。ミズナラの木にも遠目では分かりませんが小さく芽が吹いています。

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小屋入り口から林道を700メートル、突然見える新緑に囲まれた光徳小屋。

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右手の草地斜面は枯れ色から若草色に変わってきました。
斜面をよく見ると白いシロバナノヘビイチゴや黄色のミツバツチグリが一面に咲き始めています。

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大きさが1センチ程の白いシロバナノヘビイチゴの群生。6月には赤い小さなイチゴの実がなります。

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そして、直径30センチの浅い窪地に薄青紫色のサクラソウが寄り添って咲いています。

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小屋の前にあるズミの木にも蕾が付きました。小屋では天気が良い日に2階のベランダで布団干し...。

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小屋2階のベランダから。冬は男体山と大真名子山が見えるのですがが、
今ではすっかり木々の葉に隠れてしまいました。

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草地斜面を中程まで登ると新緑に覆われた木々の頭から男体山が見えます。

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草地斜面からの小屋。右手のハルニレの木はまだ芽が出ていませんが、
奥の山の斜面は芽が出始めたダケカンバや広葉樹、針葉樹の若草色のコントラストがとても綺麗です。

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小屋近くの林道脇にあるコシアブラの木を地元の方に教えてもらいました。
タラの芽は「山菜の王様」、コシアブラは「山菜の女王」と云われていますが、
3~4センチに伸びたコシアブラの新芽を天ぷらにして大変美味しくいただきました。来年も楽しみです!

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夕方に管理人棟の玄関を開けたところ、5メートル程離れたズミの木の下で
新芽を食べる3頭のシカの親子が居るではありませんか!慌てて写真に収めました。
また、20日には春の訪れを知らせるエゾハルゼミが鳴き始めました。
しばらく奥日光ならではのBGMが流れることでしょう。
これから6月、7月、8月と奥日光は数々の花や樹や動物たちが目を楽しませてくれます。
ハイキングやサイクリングに是非いらしてみてはいかがでしょうか。

今月のゼミ・サークル紹介は「山岳部」です。GW期間中に山王帽子山、日光白根山、男体山の各山々の
登山のため、新人部員を含めた学生5名とOB4名の計9名で光徳小屋を利用して貰いました。

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天気も良く、皆さん大きなザックで元気に出発です。また、お待ちしています。

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日光光徳小屋は、春夏秋の登山やハイキング、奥日光の自然探究など、
多くの学生が訪れています。
詳しいご案内はこちらから

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