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2月7日(水)、
学習院高等科2年・選択音楽の授業(担当:吉川 清講師、近松博郎兼任講師)を
取材しました。

この授業では、「学習院ならではの音楽授業」を目指し、
同じ目白キャンパスで活動をしている学習院大学輔仁会音楽部管弦楽団の協力を得て、
大学生が生徒たちのレッスンを担当しています。

生徒たちはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスから1種類を選択し、
1年かけて弦楽合奏を行います。

今年の履修者は29名で、4月に初めて弦楽器にふれたという生徒が大半ですが、
大学生によるレッスンを受け、徐々に音を奏でられるようになりました。

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(写真)大学生のレッスンを受ける生徒たち

週1回の限られた時間の中でのレッスンで、
授業外での練習はありません。

生徒たちは、少し慣れてきたと思ったら夏休みや冬休みが来て、楽器にふれなくなり、
休み明けには勘を取り戻すのに苦労するという状況の中、
1学期はパッヘルベル作曲の《カノン》、2学期は久石譲作曲の《風の谷のナウシカ》に
取り組みました。

そして3学期は、この1年間の集大成として、
マスカーニ作曲のオペラ《カヴァレリア・ルスティカーナ》より「間奏曲」に挑戦。

今年度の授業最終日、グループごとに練習を重ねてきた
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスが一堂に会し、合奏を行いました。

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(写真)オペラ《カヴァレリア・ルスティカーナ》より「間奏曲」合奏の様子

オペラ《カヴァレリア・ルスティカーナ》は、
1890年にイタリア・ローマで初演された一幕物のオペラで、
「間奏曲」は、物語が盛り上がったところでいったん落ち着かせるために演奏される楽曲です。
静かに流れるような美しい旋律は今もなお広く世界中の人々から愛されており、
単独での演奏や、映画・ドラマなどの劇伴としても度々使用されています。

履修者の中には、輔仁会弦楽同好会のメンバーであったり、
幼少期から個人レッスンに通っていたりするとても上手な生徒がいましたが、
他のメンバーのペースにしっかりと合わせながら演奏していました。
4月からはじめた生徒も、ぎこちないところがありながらも一生懸命に演奏し、
ゆったりとした温かな音色が音楽室に響きました。

合奏後、指揮を担当した吉川先生が今年度で退職をされるにあたり、
生徒代表からサプライズで花束が贈られました。

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(写真)吉川先生へ、花束贈呈の様子

吉川先生は1980年に講師として着任後、
38年間にわたって高等科の音楽教育に携わって来られました。
1984~1998年は女子高等科講師も兼任され、
現在女子部で使用されているチャイムのメロディーの作曲者でもあります。

生徒からの花束を受け、
「学習院ならではの音楽を通じた心の交流ができ、幸せでした」と話され、
とても喜んでいる様子でした。

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大学生のレッスンによる音楽授業は今から約10年前に企画されました。
当初は学校が保有する弦楽器は少なく、
1台のヴァイオリンを2人で交互に使うということもありましたが、
毎年少しずつ増やしながら、現在に至ります。

授業で楽器に興味を持った生徒が学習院大学で管弦楽団に入り、
音楽を継続するという例もみられるようになりました。

この「学習院ならではの音楽授業」は、今後も継続して行われる予定です。


学習院高等科のホームページはこちらから
学習院大学輔仁会音楽部のホームページはこちらから
★3月4日(日)第45回卒業演奏会が行われます。詳しくはホームページをご覧ください。

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