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学習院が保有する校外施設のひとつ、
栃木県にある日光光徳小屋管理人の三樹さんから
9月のお便りが届きましたのでご紹介します。

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9月に入ると光徳小屋は寒さも一段とすすみ、
中旬になると朝方には10℃以下でストーブが必要になりました。

小屋周りでは気の早い木々の葉が黄色くなり始め、地元の人達の話を聞いていると
「この夏の長雨で今年の紅葉はダメだろうねー!」という声が聞かれますが、
でも、秋は着実にやってきています。今月は奥日光の若い紅葉をご覧ください。

光徳小屋の前庭に咲いているシロヨメナは下旬には枯れてしまいますが、
頭上に目を向けると紅葉の先駆けとなるヤマブドウがぶどう色になり始めています。
ヤマブドウの隣にあるツタウルシは真っ先に鮮やかな赤色を見せるのですが、
今年は枯れてしまったようで、残念ながらあの見事なまでの紅葉は見られなくなりました。

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小屋の前庭に咲くシロヨメナ。
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頭上を見ると、ぶどう色になり始めているヤマブドウ。

湯元温泉や湯の湖は小屋よりも標高が高いので、
湖畔のナナカマドは赤い実が目立つようになり、ミズナラやカツラ、シラカンバ等の葉も
黄色く染まり始めています。

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湯の湖畔の赤いナナカマドの実。葉が紅くなるのはこれからです。
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湯元の温泉街の木々も黄色く染まり始めています。
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湯の湖畔で名残惜しく咲いていたノコンギク。
ごく薄い紅が混じった青紫色とでもいうのでしょうか。

国道120号線沿いの三本松付近には、花の時期には目立たなかったのですが、
秋になると1㎝程のピンクの固い果実をつけるマユミが可愛らしいです。
このピンクの果実の中には赤い種子が包まれています。

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春にはあまり目立たない薄緑白色した花が咲きますが、
秋にはたくさんのピンクの実が付きます。

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このピンクの果実は思いのほか固く、割るとこんな赤い実が...。

小田代ヶ原の草紅葉と千手ヶ浜の様子も気になりサイクリングで見に行きました。
通常は赤沼からシャトルバスが出ていますので誰でも気軽に行くことができます。

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小田代ヶ原への入口は国道120号線沿いにあり、ここからは一般車は入れませんが、自転車はOKです。
他にも何組かサイクリングの方がいました。

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緑とチラホラ見える紅葉がさわやかな秋を感じます。
道は舗装されていて緩いアップダウンで快適です。

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今年の小田代ヶ原の草紅葉は見事です。
奥に貴婦人(シラカバの木)、後ろの山は山王帽子山、太郎山。
昨年の草紅葉は色づきがもう一つでチョットがっかりしましたが、
今回はバッチリです。

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千手ヶ浜からの男体山。小田代ヶ原から峠を越えて中禅寺湖まで下りてきましたが、
この辺りの紅葉はまだ見られませんでした。

そして、紅葉とは関係はないのですが小屋横の斜面にはこんな風景が...。
秋になると食べ物が増えるのでしょうか。

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この日は、20匹近いサルの群れが遊びに来ていました。
中禅寺湖のサルはイタズラしに家の中にまで侵入するそうですが、
ここに現れるサルは悪さはせずに山に移動していきます。おりこうです。

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10頭近いシカの群れです。シカは夜になると毎日のように現れますが、
まだ明るいうちにこれだけの数が来るのは珍しいです。

これから10月から11月上旬に掛けて奥日光は紅葉のハイシーズンになります。
観光客も大勢訪れていろは坂の交通渋滞はかなり大変ですが、
その美しさは本当に素晴らしいものです。

私たちは小屋で毎日の紅葉の移り変わりを楽しんでいます。
皆さんも是非いらして下さい。

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日光光徳小屋は、春夏秋の登山やハイキング、奥日光の自然探究など、
多くの学生が訪れています。
詳しいご案内はこちらから

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