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学習院大学の学芸員課程「博物館実習」では、
学芸員を目指して勉強中の学生たちが、博物館で行われる展覧会について、
実際に展示作りを通して学ぶという授業が行われています。

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(写真)模擬展示の様子

講師の渋谷葉子先生が担当する歴史系のクラスは、
学習院大学史料館が所蔵する古文書を一つずつ読むところから始まって、
展示の企画内容やレイアウトなども学生たちが考え、
一日限りの模擬展示を行いました。

同じく講師の小松大秀先生が担当する美術系のクラスでは、
現在、学習院大学史料館(北別館内)にて、
ミニ展示「やきもの いろいろ展」を開催し、授業の成果を発表しています。

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(写真)展示の様子

作品の調査や図録用の資料撮影、解説の執筆、
展示のデザインおよび設営の仕方などを、担当の先生の指導を受けながら、
学生が主体となって行いました。

調査の対象は、史料館に収蔵されている、
旧制学習院歴史地理標本室から移管された資料です。

今回はその中から「やきもの いろいろ」と題して、
8点の陶磁器を展示しています。

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(写真)蝦蟇[がま]仙人 置物 九谷焼〔明治時代 石川県〕

九谷焼は皿や徳利が多く、置物の作品はまれとのこと。
ひとつひとつの作品には学生による解説文が添えられており、
作品への理解を深めることが出来ます。

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(写真)色絵金彩縞有蓋徳利〔大正時代 佐賀県 美山窯〕

庄三風の再興九谷。細密で色あざやかな文様が描かれています。
背の高い作品は、倒れて破損しないようテグスで固定します。
学生の皆さんはその固定方法も学びました。

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(写真)色絵秋草文四方小鉢〔明治~大正時代 京都府 粟田焼〕

東海道五十三次の終点として知られる、
京都粟田口一帯の窯で作られた小鉢です。
秋草のススキと萩の花がモチーフの作品です。

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(写真)灰釉[かいゆう]流走駒文浅鉢〔大正時代 福島県 相馬駒焼〕

躍動感を持った二頭の走り駒(馬)が描かれています。
皿の縁側には装飾的な貫入があり、作品の見どころのひとつとなっています。

学生の皆さんは、
史料館所蔵品の中から産地や用途の異なったやきものを選りすぐって、
その多様性を表現しようと取り組み、
学芸員の方々と同じ手法で、1から展示を作り上げました。

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(写真)設営の様子①
転倒防止のため、展示資料をテグスで留めているところ

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(写真)設営の様子②
展示ケースに資料と解説のキャプションを設置する

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(写真)設営の様子③
壁面にパネルを打ち付ける

学生が執筆した九谷焼や萩焼、瀬戸窯に関するコラムの展示もあり、
それぞれのやきものの具体的な特徴の違いを知ることができます。

この展示は4月16日(日)まで行われます。
ぜひお立ち寄りください。

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(写真)大学史料館〔北別館〕

平成28年度博物館実習
小松大秀クラス学生一同主催「やきもの いろいろ展」

開催日時:
平成29年1月12日(木)~平成29年4月16日(日)
平日・土曜日9:30~17:30(土曜日は12:30まで)
*特別開室日:4月16日(日) 9:30~16:00
*閉室:日曜日、祝日

開催場所:学習院大学史料館(北別館)内展示コーナー

学習院大学史料館のホームページはこちらから
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