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学習院が保有する校外施設のひとつ、
栃木県にある日光光徳小屋管理人の三樹さんから
2月のお便りが届きましたのでご紹介します。

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立春を過ぎたとはいえ、奥日光はまだまだ冬です。
毎日、日課である雪掻き、雪下ろし、除雪機...
とにかく雪に埋まらないようにしなくては!と
小屋の周りや林道で頑張っています。

特に天気予報は注意して見ていますが、
こちらに来て分かったのは、テレビの気象情報で見る奥日光の天気や気温は、
中禅寺湖(標高は約1,270mで、ちなみに日本一標高の高い湖です)で観測されたもので、
さらに標高の高い光徳小屋(1,500mに近い)では気温はそこから3~5度は低くなり、
天気も新潟や群馬に近いようです。

2月に入り少し寂しい事に、雪が降っている間は小屋に閉じ込められて、
止みそうになるのを見計らって除雪作業をし、
天気が良い時には食料の買い出しをしなくてはならず、
残念ながら山やスノーハイクに行く時間が出来なくて稀にみる太陽を恨めしく見ています。

さて、そんな中でも朝方に小屋付近を歩いてみると、
シカやキツネ、タヌキ等の足跡が点々と残っていて、何が歩いたのかなと見るのが楽しみです。
面白い事に動物も深い雪の所を歩くのは冷たい様で、
除雪した歩きやすい林道に足跡が続いています。

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(写真)これはシカの足跡
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(写真)分かりにくいですがタヌキかキツネか?

そして、今月是非ともお知らせしたいのはシカです。
ふと気づいたら小屋前の雪原斜面の100m程奥にあるもみの木の下を
シカが寝床にしているようなのです。

オスが2~3頭とメス1頭がいますが、特に2頭のオスが立派な角をしていて、
森の王様のような風格が感じられます。

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昼はエサを求めて付近を歩き廻っているのでしょうか、
夕方5時位には戻ってきて、翌朝は10時位まで木の下で座っているのです。
なるべく脅かさないように見守っていますが、
当初は小屋から出て見に行こうとすると、
ドアを開けただけでこちらを警戒して見下ろしていましたが、
最近は主人が毎日のように口笛を吹き続けていたら慣れてきたのか、
全く警戒しなくなりました。

170228_004.jpg

身近に居てくれてうれしくもありますが、
付近の木々はシカが樹皮を食べてしまってこんな状態です。
シカによる木々の被害も大きく、
どちらも厳しい冬を生きていく事は大変ですね。

170228_005.jpg

1月下旬から2月にかけて奥日光では数々の雪まつりイベントがありました。
日光湯元では「奥日光氷彫フェスティバル」が行われ、
大きな10数個の、人の背よりも高いカマクラの中に1体ずつ氷の彫刻が飾られました。

作者は一流ホテルのシェフの方が多く、
料理をより映えるように氷の彫刻をされているようです。

彫刻は150cm程はあるのですが、カマクラの中に飾るには、
出来上がったパーツパーツをカマクラの中で組み立てるとの事でした。
水が接着剤になるのですね。

2体ほど紹介しましょう。

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(写真)獅子が吠えている作品
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(写真)酉年にちなんで白鳥が飛び立つ作品

イベントとしては他にも「雪灯ろう」や「湯ノ湖の花火」などもあったのですが、
残念ながら行けませんでしたので来年を楽しみにします。

3月には春めいて来るとの事ですので、
雪の戦場ヶ原や湯ノ湖、雪山も何とかご紹介したいと思っています。

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日光光徳小屋には、春夏秋の登山やハイキング、奥日光の自然探究などに
多くの学生が訪れています。(冬季は雪のため閉鎖しています)
詳しいご案内はこちらから

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