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12月1日(火)、
中等科1年物理(担当:田中一樹教諭)の授業を取材しました。
この日のテーマは「ブーメランの製作」です。

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(写真)授業の様子

「ブーメラン」は、
投げたら楕円の軌道を描いて手元に戻ってくるという道具です。

「なぜ飛ぶのか」
「なぜ落ちてこないのか」
「なぜ戻ってくることができるのか」
考えれば考えるほど不思議な動きをするブーメラン。

実際に製作し、実技テストを行う過程で、
その理論を頭と体で学びます。

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(写真)黒板に書かれた図面と説明

ブーメランに回転をかけながら投げると、翼に揚力が働きます。
それぞれの翼で揚力の強さが異なるために歳差運動(※)が生じ、
戻ってくることができるという理論です。

※歳差(首振り)運動・・・
自転している物体の回転軸が、円を描くように振れる現象。

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(写真)真剣に取り組む中等科生

授業では、厚紙の方眼紙で十字型のブーメランを製作します。
黒板に書かれた図面を参考に短冊型を2枚切り抜きます。

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(写真)出来上がったブーメラン

十字になるよう中央をホッチキスで止めます。
また、厚紙では飛行には軽すぎるので、
翼の両端にも間隔を詰めてホッチキスを打ち、重みをつけます。
また、翼に折り目をつけた部分は、フラップ(※)の役割を果たします。

※フラップ・・・飛行機の高揚力装置。

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(写真)実技テストの様子①

全員のブーメランが出来上がり、何回か練習した後、
実技テストが行われました。

評価のポイントは、
①ブーメランの軌道を描いて戻ってくること。
②投げた後、一歩も動かずにキャッチできること。

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(写真)実技テストの様子②

生徒の皆さんは、
投げ方や投げる向き、高さなどを試行錯誤しながらチャレンジ!

フラップを折る角度のほんのちょっとの違いや、
重りのホッチキスを打った数の増減でも飛行に影響が出るので、
1回で合格するのはなかなか難しいようでした。

ブーメランの不思議な動きを体験する中で生まれたさまざまな疑問を、
ひとつひとつ解決していくことで、物理の本質的な理解に一歩近づきます。


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