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学習院高等科2年生の総合選択科目「博物館を知ろう」という授業は、
学習院の高大連携・博学連携プロジェクトの一環として実施されています。
授業を選択した12名の生徒が、大学史料館助教の指導のもと、
所蔵史資料の調査研究を行い、博物館の仕事を学んでいます。

その学びの成果として、現在、学習院大学史料館(北別館)内で、
ミニ展示「旧き学習院のメダルたち」が行われています。

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(写真)展示の様子①

大学史料館には、
旧制学習院の輔仁会(※)活動の一環として行われた各種競技大会や、
学校行事などの際に参加者に与えられた記念メダルが、
数多く所蔵されています。

※輔仁会・・・明治22年(1889)に設立された、
学習院の課外活動における全学生中心機関。

その中から12名の生徒がそれぞれ1点ずつ選び、
調査から図録の作成、展示までを担当しました。

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(写真)展示の様子②

展示されているメダルは、
たとえば、野球部に所属している生徒は野球部に関するメダル、というように、
生徒ひとりひとりが強く関心を持ったものを選んでいます。

メダルについての調査をする中で、
当時の輔仁会活動や各部の活躍、学校行事の様子などの復元にも取り組み、
「学習院百年史」や明治22(1889)年創刊の「輔仁会雑誌」のバックナンバー、
各クラブが周年記念に発刊した活動史などの文献資料の記述をたどりました。

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(写真)水上部オールメダル〔東京理科大学寄贈〕

表には学習院の桜が、裏面には「秋期大会 新艇建造記念 一九二一 」と刻まれています。
※水上部は現在の漕艇(ボート)部にあたります。

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(写真)打毬会メダル〔内藤政恒氏所用〕

昭和2(1927)年に行われた校内競技大会のメダルです。
所用者の内藤政恒氏は内藤政武学習院長のお父様で、
院長により史料館へと寄贈されたものです。

6月中旬には履修している生徒12名全員で院長室を訪ね、
お父様のお話や旧制学習院のスポーツについてうかがいました。

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(写真)鎌倉江島間遠游賞〔本多忠次氏所用〕

明治42年(1909)年8月に鎌倉~江の島間で実施された、
遠泳の完遂を称えるメダルです。
クリップの植物は現在の日本国政府の紋章でもある「五三の桐」で、
昔から功績が認められた人に与えられる紋章とのこと。

所用者である忠次氏のご息女・本多葵美子さんにもお話をうかがい、
お父様の人物像やメダルの由来など、
文献からは知ることのできない情報をいただくことができました。

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(写真)展示の様子③

調査後は展示の準備に取りかかりました。
調べて得られたたくさんの情報の中から厳選して抽出し、
メダルを紹介するためのキャプションや解説パネルを作成。
鑑賞される方が読みやすく、わかりやすいようにと、
何度も書き直しを重ねて工夫しました。

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(写真)パンフレット

また、会場では、
生徒たちがまとめた調査レポートを冊子にして配布しています。
キャプションやパネルに収まりきらなかった情報も掲載されており、
読みごたえたっぷりです。

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(写真)大学史料館

高等科生によるミニ展示「旧き学習院のメダルたち」は
大学史料館で12月19日(土)まで行われます。

生徒たちが4月から取り組んできた調査・研究の集大成を、
ぜひご覧ください。

【お問い合わせ】
学習院大学史料館 TEL: 03-3986-0221(代表)

学習院高等科のホームページはこちらから
学習院大学史料館のホームページはこちらから

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