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目白キャンパス北2号館1階の学習院大学史料館展示室で、
現在、特別展「ボンボニエール -掌上の皇室文化-」が開催されています。

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(写真)史料館展示室入口

「ボンボニエール」とは、
宮中における饗宴、特に慶事の正餐(せいさん)の際に、
引出物として配られる小さな工芸品のことです。
※正餐...西洋料理で正式の献立による食事

近代国家への道を歩む明治政府が、宮中での饗宴を
外交手段などに用いようと盛んに開催していた中で、
日本の工芸技術の粋を集めて作られた
ボンボニエールが引出物として配られるようになり、
現在の皇室でもこの習慣が続いています。

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(写真)脚付箱形鶴松文

本体は銀製のものが多く、名称の由来となった
フランス語の「ボンボン入れbonbonnière」が示すとおり、
中には小菓子を入れることができます。

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(写真)入目籠形

今回の展覧会では、
学習院大学史料館で収蔵しているボンボニエール250点余の中から
選りすぐりの約70点が展示されています。

一つ一つは掌の上に乗るほどの小さなものですが、
さまざまな形状に華やかな工芸意匠が施されており、
見る人の目を楽しませてくれます。

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(写真)武家兜形
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(写真)複葉機形
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(写真)箱形唐草蒔絵

また、今回の展覧会では
昭和3年の昭和大礼において身に着けられた装束や、
宮中晩餐会で使用された食器や献立表なども展示されており、
当時の宮中の様子を垣間見ることができます。

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(写真)昭和大礼で着用された束帯と袿(うえのきぬ)(5/7まで展示)
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(写真)有栖川宮家家紋付ディナーセット(上野の森美術館蔵)

実際にボンボニエールがどのように配置されていたか、
一目でわかるような展示となっています。

展示室前のロビーでは、宮中晩餐会の様子を
動画で紹介するコーナーもありますので、そちらも合わせてご覧ください。

小さな工芸品「ボンボニエール」を通じて、
明治政府が近代国家になるための努力や、
日本の伝統文化、工芸技術の粋、皇室のおもてなしの気持ちなどを
感じることができるこの展示は、6月6日(土)まで開催しています。
ぜひお越しください。

開館時間:平日・土曜日10:00-17:00
休館日:日曜日・祝日、5/15(金)※学習院大学開学記念日のため
※入場無料
※5月23日(土)14:00より、ギャラリートークが開催されます

「ボンボニエール展」の詳しいご案内はこちらから
学習院大学史料館のホームページはこちらから

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