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 終戦後、学習院大学では、当時の安倍能成学長を中心として広く国際平和を考える
平和問題土曜講座を開講していました。

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 このたび、その土曜講座の良好な状態のポスターが、学習院アーカイブズ準備室の
所蔵となりました。

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 夏目漱石の弟子であり、哲学者・教育者として知られる第18代学習院長安倍能成は、
昭和23年(1948)、学習院の学生・生徒・児童・園児ならびに教職員によって組織される
輔仁会(ほじんかい)の発行する『輔仁会雑誌』に「学習院今後の方針」と題する一文を
草しています。戦後私立学校として再発足した当初の抱負がうかがえるその文中で安倍院長は、

「国際的精神の不足が日本人の欠陥であつたのに鑑み、本院従来の長所をも考へて
 特にこの点に力を注ぎ、 文化国家、平和国家としての日本今後の国際的活動に
 役立ち得る人材を養ふことに努めたい」

という決意を表明しています。

 国際的精神の育成という戦前からの学習院の教育目標を再認識して、廃墟の上に
不死鳥のように立ち上がった学習院では、現在その伝統を受け継ぎ、波多野現院長が
提唱する 「グローバル学習院」の名のもとに広く国際平和に貢献できる人材の育成に
努めています。

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